おひさまタバスコくんのヤドンな毎日

Fラン卒の基本やる気ない人間。秋田県出身の26歳。

4年間働いた会社(家電量販店)を辞めて、ヤドンみたいにダラッと過ごす日々。

趣味

日向坂46(ほぼ箱推しだけど齊藤京子・河田陽菜推し…)野球観戦(ベイスターズ・ライオンズ)、プロレス(全日四天王・ノア)、買い物(毎日Amazon)、筋トレ(家でのみ)

個人的な商品レビューやスポーツ考察・好きなサブカルの紹介でもしていきたいなと思ってます。

2番強打者論(野球の話)


 プロ野球を観るようになって20年。地元は秋田な為、放送は地上波の巨人戦のみ。中学生からCS放送でパリーグも視聴し始めて(巨人→ベイスターズ、ライオンズ)と贔屓球団が変わっている。タバスコくんが子供の頃は、巨人が大正義。その頃の巨人の2番は川相〜仁志・二岡・谷・松本とかやってたかな。こう考えると巨人は結構強打者を2番に置いてる傾向と感じる。野球というスポーツは先制点を取ると統計上7割の勝率となる見込みらしい。優勝チームの勝率が6割もあればいい方だから、「先制点」を取る有効性は現在の投手分業制野球において、勝ちパターンの方程式を投入できる為非常に優秀だと言える訳だ。実際、7回以降でリードしているチームの勝率は8割以上となり、守備固めによるアウト奪取率の増加、三振の取れるリリーバーのリスクの少ない投球の前ではゲームをひっくり返すのは難しい。

 野球は24、27アウト取られるまでどっちが多く点を入れられるか競うゲーム。従来の2番=アウトカウントを使って最大期待値が1ベース進塁のバント、ランナーが2塁なら進塁打…。1アウト献上へのリスクを軽視していたと見られる。1点をなんとか取ることができても、既にアウトカウントが進んだ状態では、大量得点によるビッグイニングを作る事は難しい。それならば1.2番に出塁と長打を兼ね備えた打者を配置し、チャンスメイクと得点を狙っていくというスタイルにシフトし始めている。単純に考えてどれだけいい打者でも2回に1回以上はアウトになる計算になり、先頭が出塁し、2番がバント、後はクリーンナップが返す…というのはビッグイニングを狙うよりも理想論や固定観念を感じる。仮に1番がアウトになり、犠打成功率は高いがOPSは.600の打者を迎えた場合の得点期待値というのは厳しいだろう。それならどっちかが長打を打ってツーベース、或いはHRという流れの方が現実的である。

 MLBでは現役最強打者のマイクトラウトもそうであるし、ヤンキースのアーロンジャッジも2番での起用が殆ど。「監督の采配」という概念が薄く、膨大なデータに基づいた打線形成が進んでいる。ある時のMLB現役監督へのインタビューでも日本記者の「なぜ2番に強打者を置くのか❓」という質問に対して、「得点効率やアウトカウントへの懸念もあるけど、単純に2番目に多く打席が回るから」という回答が。ごく単純だけど、説得力しかない。調べると打順が1つ下がることによって1年間で15打席づつ減っていくらしい。非力な打者をチームで2番目に打席を与えていては、年間でのリスクも相当増えるという事だ。ただ、全くバントを採用しないという訳ではなく、指名打者制度のないナ・リーグでは投手のバント、非力な捕手などには稀に出すこともある。

 日本プロ野球も2番強打者論が増えてきた。巨人は現在HR王の坂本、横浜もOPSが.900を超える筒香、ヤクルトはOPS.860の青木、日ハムは大田、ソフトバンクは復帰した柳田、ロッテはマーティンに以前は鈴木大地と強打者が並ぶ。2番に強打者を置いてなくても、楽天の1番は茂木、西武は秋山とどちらかにタイトル争いができるような打者を配置している。

 今年の甲子園も全体的にバントが激減。やはり「アウトを献上する」という戦術にリスクを感じる指導者やチームが増えてきた。先発投手の球数問題や酷使を踏まえて、エースで1点、2点を乗り切る事は難しくなり、従って力の落ちる2番手、3番手を出すにはある程度のリードが必要…となってくる。

 個人的には今のバントや犠牲心の少ない野球には大賛成だ。選手の力次第の野球とも見られ、否定的な声もあるがそこは個人成績で稼いでいるプロでしょう。これは今だけのトレンドではなく、これからのスタンダードな戦術になっていく可能性が高い。

 

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